【聖書の終末預言③】「世の終わりの4つの特徴」アフターコロナで人類はみんな○○するようになる。

世の終わりの4つの特徴
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はじめに

今日は、世の終わりに向かっていくにつれて現れる「人々の行動」についてお話しします。聖書は、世の終わりには4つの特徴があると言っています。

春頃はマスクが品薄で大変でしたね。あの時期は、マスクが手に入らなくて、同じマスクにアルコールスプレーを毎回かけて何日か使っていました。車で行列ができているドラッグストアを見ると、みんなこれだけ並んでるんだから、俺も買いに行かないとダメなんじゃないか?と、つい不安になりました。
そのあとトイレットペーパーも品薄になり不安になりましたよね。僕も少し多めに買っちゃいました。

「他の人のこと考えて!」と言われても、結局みんな自分のことを優先するから、自分だけが買わなくても、自分が損するだけなんじゃないか?と思って結局みんなそのように動いてしまうことがあります。

しかし、人間は行動心理で動いているというのは真理です。

僕は信託銀行で投資商品を扱っていたからよくわかります。当時の支店長は、投資は「ファンダメンタルズと需給だ」と何回も言っていました。ファンダメンタルズとは今の経済が客観的に良いか悪いか。そして需給とは、欲しい人がどれだけいるかで価格は変動するということです。つまり経済というのは、本当の実力だけではなく、人間心理によって変化しているということです。

少し前の時期のマスクの欠品の話で説明します。コロナ前はマスクが30枚で100均で売られていました。しかしコロナ流行直後は、3000円くらいになりました。みんな高いって言ってマスク買わないのでしょうか?買うんです。高くても欲しいから。これが人間心理です。同じように、終末(世の終わり)も人間は取り巻く環境によって、同じ動きをしはじめます。

なんと、それが聖書に書いてあるのです。神様が人間を造ったので、集団心理をよくわかっているからです。

このメッセージを読むと、終末に周りの人々がどのような行動をしていくのかがわかり、逆に自分はどのように行動すれば良いのかがわかります。つまり、聖書を知らないと、不安に煽られてみんなと同じ行動をしてしまう。しかし、今日のメッセージでしっかり聖書を学ぶと、集団心理に飲み込まれないで、地に足つけて冷静に生きることができるということです。


Youtubeでも「聖書の終末預言シリーズ」という世の終わりをテーマにした動画を投稿しているので、見逃し
たくない方は、チャンネル登録することをおすすめします。

 今日の結論は一言でいうと、アフターコロナで人々は全員、今以上に、自分勝手な行動をするようになるということです。 

聖書は4つの特徴を話しています。最初に3つお話しし、後半で最後の1つをお話しします。

4つの特徴

①惑わされる→真理を悟れない人間の本性

また、偽預言者が大勢現れて、多くの人を惑わします。

聖書(マタイの福音書24:11)

YouTubeにはたくさんの異端の教えが流れています。みなさんは、ちゃんと見分けられていますか?このように、インターネットを通して福音も広がりますが、間違った教えが増えていきます。その時、惑わしの霊が働きます。そして、聖書に「新しい解釈」を付加しようとする異端が増えてきます。

 偽りのしるしや不思議なわざも行うので、聖書をよく学んでない人々は騙されます。 

②不法がはびこる→神に従わないという人間の本性

不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えます。

聖書(マタイの福音書24:12)

蔓延する不法とは、単なる法律違反の犯罪だけではありません。これは、聖書の教えに違反することです。

 聖書の教えの中心は、「愛」なので、愛のない行為がはびこる、つまり広がっていくということです。 

これは3番目の特徴と関連しています。

③愛が冷めていく→愛がないという人間の本性

不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えます。

聖書(マタイの福音書24:12)


愛が冷えるとは、神と人への愛がなくなっていくということです。具体的には、10節。

そのとき多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合います。

聖書(マタイの福音書24:10)

1.つまづく
2.裏切り
3.憎み合う

つまづくとは、信仰を捨てること。つまり、信者であっても、「キリストの愛?」そんなこと言ってられるか!
人々がよく使うフレーズは、「でも」です。『聖書に、「捧げなさい」「赦しなさい」「隣人を愛しなさい」って書いてある?』『でも、現実見てよ。無理だろ。』

なぜ、他人への愛が冷えるのでしょうか?疫病や地震、戦争のうわさにより、人々は現実の恐れや先行きの不安が増加し、みんなとりあえず自分のことを優先するようになるからです。

この三つの特徴のポイントは、 疫病や地震、戦争などの終末に起こる危機は、人間の自分勝手な本当の姿(罪の本質)を明らかにするということです。 

そんなこと起こるのか?と思った方。これは簡単な心理学です。いいですか? コロナ危機であっても、これらの縮小版は起こりました。

・マスクがなくて切れる高齢者
・咳をしたらブチ切れられた人

なぜでしょう?自分が一番大切だから、自分の命が大切だからです。もちろん、「人にうつさないように」と軽率な行動を批判する人はいます。素晴らしい批判です。しかし根本的に、誰もが自分や家族がうつされたらもっと嫌だ。と言うことです。

自分の命を守ることはいけないのか?そう言っているわけではありません。神様が愛してくださっている自分を大事にすることは、聖書的です。しかし、聖書は、隣人を愛しなさい。自分と同じくらいね。と言っているのです。自分を守るために、隣人を犠牲にするなんてことが起こる危険性があるからです。

人生の危機は、人間の本性を表わす例というのは聖書にしっかりと出てきます。

あなたの神、主がこの四十年の間、荒野であなたを歩ませられたすべての道を覚えていな
ければならない。それは、あなたを苦しめて、あなたを試し、あなたがその命令を守るか
どうか、あなたの心のうちにあるものを知るためであった。

聖書(申命記 8:2)

モーセというリーダーに連れられて、イスラエルの民は荒野で40年間さまよいます。荒野は、砂漠のようなところで、食べ物も飲むものもない、劣悪な環境でした。神様は、荒野でさまよった40年間に明確な目的を持っておられたのです。

 それは、「心のうちにあるものを知るため」 

つまり、これこそが、本性を明らかにするためということです。同じく申命記では、命がかかっている危機に瀕する時、人間がどういう風になるかが書いています。

56 あなたのうちの優しく上品な女で、あまりにも上品で優しいために、足の裏を地面に
  付けようともしない者でさえ、愛する夫や、息子や娘に物惜しみをし、
57 さらには、あらゆる欠乏のために、自分の脚の間から出た後産や自分が産んだ子さ
  え、ひそかに食べることまでする。あなたの町囲みの中が包囲と、敵がもたらす窮乏の中
  にあるからである。

聖書(申命記 28:56-57)

上品な女性までもが自分の子供を食べると書いてあります。ひそかに食べるということは、子供の肉をみんな食べるまで追い込まれているということです。本当にこんなことが起こるのでしょうか?北朝鮮では、飢餓がひどく、自分の子供を食べているという噂も、聞きました。

では、愛が冷え込む、人間の本性が現れて、何が起こるのでしょうか?なぜ、神様はそのような状況に、人々が陥ることを許されるのでしょうか?それは、4つ目の特徴が答えです。

④福音が広がる

御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わ
りが来ます。

聖書(マタイの福音書24:14)

なぜかその中で、キリストの福音が広がっていくのです。福音とは、イエスキリストを信じ、罪から救われる、永遠のいのちを得ることです。罪というのがミソです。キリストの福音は、自分が罪人であるという認識がないと受け入れることはできません。

危機が起こる前は「自分は悪いこともしちゃうけど、犯罪を犯したことないし、マシな方だろう」と思っていたが、危機を通して、自分がどれほど自分勝手で、愛がなく、醜い性質を持っていたかに気づきます。

聖書には、罪人は永遠の裁きを受けると書いてあるので、私も含めて全ての人が、このままだと滅びます。

ところがどっこい。「そんなばかな」と思っていた人が、世の終わりの愛が冷えていく時代、人につまづき、人に裏切られ、憎しみあう姿をみて、失望する。そして、真理を探し始めるということです。

哲学者のセーレン・キルケゴールはこのように言いました。「失望したければ世の中を見よ。絶望したければ自分を見よ。しかし、希望を持ちたければキリストを見よ」(セーレン・キルケゴール『死に至る病』、哲学者)

 なので、人間の本性が明らかにされればされるほど、福音が広がっていくのです。 

そして、闇の中でこそ、光は輝くのです。本物は、危機の時にこそ、誰の目にも明らかになるのです。

例えば、キリスト教をめちゃくちゃに迫害していたローマ帝国が、キリスト教国家になったのは有名な話です。カトリックの総本山はバチカンにありますよね。どのようにして変わったのでしょう?

それは、ローマ帝国で伝染病が流行った時に、イエスの福音を信じるものは、迫害する人々の看病をしたからです。

251年のはしかによって、ローマだけで1日5000人が死亡しました。感染を恐れ、多くの患者が置き去りにされて死にました。政府や家族も患者を残して去って行きました。そのような中、クリスチャンたちは、病人を看護し、祈り、食事も提供しました。

家族だけではなく、キリスト教徒以外の人々にも行いました。疫病が収まった頃、政府や家族が戻って来てショックを受けました。多くの人が生き残っていたからです。結果、ローマ帝国の6000万人の半分、3000万人がクリスチャンになったそうです。

このような例はいとまがありません。中国や北朝鮮。独裁国家や共産党による、迫害のもとで福音は広がっています。中国は、14億のうち少なくても1億人がクリスチャンです。少なくても。です。

まとめ

アフターコロナで人々はどのような行動をするようになるのか?それは、全員、今以上に、自分勝手な行動をするようになるということです。

聖書が預言している世の終わりの4つの特徴は
① 惑わされる(マタイの福音書24:11)
② 不法がはびこる(マタイの福音書24:12)
③ 愛が冷めていく(マタイの福音書24:12)

これらは、疫病や地震、戦争などの終末に起こる危機は、人間の自分勝手な本当の姿(罪の本質)を明らかにするということを表しています。

なぜ、神様は、人間が自分勝手な行動をしていくことを許されるのか?その答えは、4つ目の特徴、罪深い本性が現れてこそ、④ 福音が広がる(マタイの福音書24:14)からです。

もしかすると、今回のコロナ危機を通して、自分のことばかりしか考えていなかったことに気づく人もいるでしょう。死ぬのが恐くて仕方なかった人。経済的なダメージを受けて、これからものすごく不安になった人。常に誰かを批判してイライラしている人。大切なことは、危機を通して、本当の自分を直視できるか?ということです。

先ほどの上品な貴婦人が自分の子供を食べるという申命記の話し覚えていますか?そんな人でさえ、そうなら私たちも同じです。惑わされやすく、罪を犯し(不法)、愛のない自分が明らかになります。

 しかし、大切なことは、罪深い自分、弱い自分、自分勝手な自分を認めて、イエス・キリストの福音を受け入れることです。 信者であっても、毎日、この原点に戻らなければいけません。愛は、イエス・キリストから流れてきます。
水は高いところから流れるように、愛は天から、自分の醜さを認めるへり下った低い方へと注がれるのです。

コロナ危機を頑張って乗り切ろうとする前に、良い人になろうと努力する前に、まず、そのままの自分で神の前に出ましょう。今こそイエス・キリストの十字架の愛を一心に受け、聖霊(神の力)によって、他人を愛せるようにお祈りしましょう。

読んでくださってありがとうございました!

このメッセージはYoutubeでもご覧いただけます。↓↓↓

使用画像元:Unsplash, Pixabay, https://ameblo.jp/nikoniko3gyo/entry-12578102321.html, https://9post.tv/285332?=extlink

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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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