【聖書の終末預言②】「世の終わりに起こる7つの前兆」新型コロナウイルスは?

世の終わりに起こる7つの前兆
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はじめに

今日は聖書から、終末(世の終わり)に起こる7つのサインについてお話しします。

ちょっと前に、地球温暖化現象、異常気象というのがテレビのニュースで盛んに報じられていたの、覚えていますか?今もその問題は解決していなく、温暖化が原因の異常気象が世界で起こっています。温暖化が原因なのかは不明ですが、いなご(バッタ)の大群がアフリカ大陸で異常発生しています。

こないだオンラインで政治家と交流がある東京の会社の代表と話したら、このいなごの大群のおかげで世界で食糧危機が起こる可能性があるみたいです。

そして、最近、私たちに顔面パンチを放ち、緊急事態宣言というボディブローをしつこく打ってくる新型コロナウイルス。大切なことは、これらの災害が聖書に出てくるということです

特に、コロナウイルスのような疫病は、今日取り上げるイエスキリストご自身がおっしゃった「世の終わりの7つのしるし」の中にも出てきます。世の終わりにこれらの災害は必ず起きます。これらのことは私たちにとって、悲劇です。今、コロナで多くの人が死に、私たちは言いようもない先行き不安に悩まされています。そのようなことが、「起こる」とイエス様は断言されているのです。

もし、コロナウイルスを通して、世の終わりについて聖書はなんと言っているのか興味を持たれた方は、前回の【聖書の終末預言①】「コロナウイルスは終末のしるしか?」の記事をご覧ください。

イエス様は、なぜ、終末に起こるしるしをあらかじめ伝えられたのか?
聞くと不安になりませんか?
聞かない方がよかった。そんな風にも思うかもしれません

なぜ、イエス様は前もって伝えたのか?
聖書のマタイの福音書24章6節にはこのように書かれています。

また、戦争や戦争のうわさを聞くことになりますが、気をつけて、うろたえないように
しなさい。そういうことは必ず起こりますが、まだ終わりではありません。

聖書(マタイの福音書24:6)

 気をつけて、うろたえないようにしなさい。 

ここです。

私たちが前もって聞くことにより、気をつけるため。そして、実際に起こってもうろたえないようにするためです。今日、聖書が明言している終末(この世が終わる前に)起こる7つのしるしをしっかり知って、気をつけて、うろたえないようにしましょう。

世の終わりに起こる7つのこと

私たちが世の終わりに興味を持っているように、イエス様の弟子たちも、興味津々だったようです。
イエス様に聞くわけです。


イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがひそかにみもとに来て言った。「お
話しください。いつ、そのようなことが起こるのですか。あなたが来られ、世が終わる時
のしるしは、どのようなものですか。」

聖書(マタイの福音書24:3)

そのあとです。イエス様は、ちゃんとその質問に明確に答えられているのです。
知っていましたか?整理すると7つのことが起こると言われました。

①「にせキリストの出現」(4,5節)


4 そこでイエスは彼らに答えられた。「人に惑わされないように気をつけなさい。
5 わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『私こそキリストだ』と言って、多くの人を惑わします。

聖書(マタイの福音書24:4,5)

にせキリストとは、名前の通り嘘のキリストです。自称キリストです。20世紀だけでも「にせキリスト」は、100人を越えたと言われています。この中でも私たちが気をつけなければいけないのがキリスト教の異端です。異端の特徴は、教祖がキリストや神であると言っている点です。異端については私たちが惑わされやすいので、今度、重点的に説明します。

 ヨハネの黙示録にも世の終わりに反キリストが現れると預言されています。 

反キリストは、世界のカリスマ指導者になります。政治的にも優れている。黙示録やダニエル書を注意深く読むと、ここでの世界的な指導者になる反キリストの出現は、世の終わりの最後の最後の大患難時代だと解釈できます。

反キリストは、政治的にも優れている世界的なカリスマ指導者になります。黙示録やダニエル書を注意深く読むと、ここでの世界的な指導者になる反キリストの出現は、世の終わりの最後の最後の大患難時代だと解釈できます。

その時には、教会が携挙されており、イエス様を信じる人は患難時代を通らないと言う解釈もあります。携挙とは、この世から引き上げられることです。つまり、キリストを信じていれば、想像するだけで恐ろしい大患難時代を通らない可能性があります。
ちなみに、大患難時代では人類の1/4つまり、現在で言うと18億人ほどが、戦争と飢饉と疫病で死ぬと聖書に書いています。

どうでしょう?比較はできませんが、現在のコロナ危機とは比べ物にならない人数です。
イエス様が強調されたことばだけに集中し、実行しましょう。

また「携挙」が気になった方は、「レフトビハインド」と言う映画をご覧ください。2001年と、2014年の2種類ありますが、アマゾンプライムでは2014年のニコラスケージ主演のものが見れます。

↓こちらからPrime Videoに登録すれば、「レフトビハインド」が無料で見れます。

映画としての評判はあまり良くないですが…。

② 「戦争と戦争のうわさ」(6,7節前半)


6 また、戦争や戦争のうわさを聞くことになりますが、気をつけて、うろたえないように
しなさい。そういうことは必ず起こりますが、まだ終わりではありません。
7 民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、あちこちで飢饉と地震が起こります。

聖書(マタイの福音書24:6,7)

なんと言っても、テロの増加です。

2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロは世界を震撼させ、この時も多くの人が世の終わりを意識しました。ネットざっくり調べたデータですが、現在、24の国や集団が戦争中だそうです。日本に住んでいると平和ボケしていて実感わきません。北朝鮮からミサイルが飛んできても、「まあ大丈夫だろう」そんな自分がいます。

知っていましたか?お隣、韓国は今も戦時中です。そう言う国はいざという時のために準備ができています。

 戦う準備だけではなく、国民の心の準備です。 

③「ききん」(7節後半)

民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、あちこちで飢饉と地震が起こります。

聖書(マタイの福音書24:7)


アフリカでは実際に飢饉が起きています。農業が主流だからです。冒頭で書いた「いなごの大量発生」で、作物が取れません。新型コロナが問題になり始めていた2月2日、東アフリカのソマリア政府はバッタの大量発生で食糧危機が発生しつつあると緊急事態を宣言。これと前後して、バッタの被害は東アフリカ一帯に広がり、国連の食糧農業機関(FAO)はソマリアでは25年、隣国ケニアでは70年に一度の危機として緊急事態を宣言しました。バッタ大量発生、数千万人に食料危機の恐れがあると言います。

 ききんもそうですが、飢餓も実際に起こっている問題です。 

2018年に発表された国連の調査によれば世界で約8億人以上、世界人口の9分の1が飢餓の状態にあるとされており、飢餓人口の約3分の2がアジア地域に集中しています。

④「地震」(7節の後半)


民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、あちこちで飢饉と地震が起こります。

聖書(マタイの福音書24:7)

2011年3月11日の東日本大震災で、どれほど私たちの命がはかないか実感しました。その後、熊本、私の住む北海道でも起こりました。二日間停電しただけで、パニックになりました。

 そして、今後30年以内に70パーセント起こる可能性があると言われているのが首都直下型地震。 

死者2万3,000人 経済被害95兆円。新型コロナの経済損失はリーマン超えの63兆円と言われているので、それを超えます。最近でも長野県で先週1週間で震度3以上が10回も起こりました。(出典:週刊地震情報 2020.4.26)

⑤ 「迫害」(9節)

そのとき、人々はあなたがたを苦しみにあわせ、殺します。また、わたしの名のために、あなたがたはすべての国の人々に憎まれます。

聖書(マタイの福音書24:9)
 2016年の統計では2億1500万人のクリスチャンが迫害されました。 

北朝鮮は約40万人のクリスチャンが地下教会で活動をしています。

⑥「教会の背教と腐敗」(10~12節)


10 そのとき多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合います。
11 また、偽預言者が大勢現れて、多くの人を惑わします。
12 不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えます。

聖書(マタイの福音書24:10~12)
 つまずきとは背教。そして、互いに裏切りとは、教会の内部でも苦難が起こる。 

多くの人たちに対する愛。つまり名前だけの弟子たちの背教。こちらも、患難時代に起こるならば、今の教会ではなく、終末に救われて行った信者の集まりとも解釈できます。

⑦ 「全世界への福音宣教」(14節)

13 しかし、最後まで耐え忍ぶ人は救われます。
14 御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わ
りが来ます。

聖書(マタイの福音書24:14)

 最後に、全世界の人がイエスはキリスト、イエスこそ神であることを聞いて、ついに終わりが来る、イエス様が再臨されると言うことです。 

あれ?疫病は?

大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい光景や天からの大きなしるしが現れます。

聖書(ルカの福音書 21:11)

疫病を入れると、8つになります。ここでの注意は、7つとか8つとか数字はあまり関係がないことです。なぜ私があえて7つとしたかと言うと、7は完全数であるので、これは必ず起こると言うことを表したかったからです。

まとめ

1.にせキリストの出現 (4,5節)
2.戦争と戦争のうわさ (6,7節前半)
3.ききん (7節後半)
4.地震 (7節の後半)
5.迫害 (9節)
6.教会の背教と腐敗 (10~12節)
7.全世界への福音宣教 (14節)
  (疫病 (ルカの福音書 21章11節))

この7つの前兆(8つ)が正確にいつあらわれるのかについても色々解釈があります。にせキリストを反キリストと特定するなら、これは大患難時代です。大患難時代は、終末の最後の7年間に起こることが黙示録やダニエル書に書かれているので、「じゃあ、今はまだだね!」と思うのも危険です。

大患難時代や、黙示録については今後Youtubeのチャンネルでも取り上げる予定ですので、興味のある方はチャンネル登録お願いします。

しかし、最も大切なのは、いつ起こるかではありません。
必ず、起こるので、「気をつけて、うろたえないようにしなさい」と言うイエス様のことばを肝に銘じ、
準備することです。
コロナウイルスを見て、感じたことや不安を大事にするべきです。

大切なのは、今、気をつけて、うろたえないようにする。どうやって、気をつけれるのか?どうやったら、不安や恐れはなくなるのか?

 それは、今、イエス・キリストを信じることです。 

読んでくださってありがとうございました!

このメッセージはYouTubeでもご覧いただけます↓↓↓

画像元:Pixabay, Unsplash, ケニアの牧場でバッタの大群を追い払おうとしている男性(2020.2.22)(写真:ロイター/アフロ)

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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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