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【聖書の終末預言⑪】 携挙「世の終わりに取り残されるって本当?」(第一テサロニケ 4:16-17)

約10分

はじめに

今日は、世の終わりに起こる携挙という現象について説明します。


ニコラスケージ主演のレフトビハインドという映画を見たことがあるでしょうか?実は、あれは聖書の携挙をモチーフにした映画です。この映画は1995年に発売された小説が元となっており、公式サイトによればアメリカで6,500万部を売り上げたそうです。

レフトビハインドとは、「取り残される」という意味です。何の前触れもなく、世界各国で数百万もの人間が消失します。イエスキリストを信じていた人は携挙され(天に引き上げられれて地上から消失)、信じていなかった人は地上に取り残されて、世の終わりの患難時代を通ることになるということです。ちなみに、ニコラスは取り残され、クリスチャンである奥さんは消えます。

で、思うわけです。「私は取り残されるのだろうか?」「これは本当に起こるのだろうか?」
実はこの映画に出てくる携挙は「患難期前携挙説」という説に沿って作られています。

 携挙というのは、そんなにシンプルなものではなく、クリスチャンの中でも意見が分かれているのです。 
逆に別の説に基づけば、映画のように特定の人だけが何年間も取り残されるようなことは起きません。

このメッセージを読むと、次のことがざっくり学べます。今日は3つのポイントでお話しします。
1 携挙とは何か?
2 携挙はいつ来るのか?(3つの説)
3 で、どうする?

なぜ、携挙について学ぶことは大切というと、教会の中でも分かれていることがわかれば、「自分の解釈が100%正しい」「あの先生は間違っている」と不必要に裁くことを避けれます。また、解釈がわかれているとしても聖書は何と言っているのかをちゃんと知っておくことも大切です。

異端も聖書を使って、終末論を展開しているからです。

最近は、聖書の終末預言シリーズという世の終わりについて聖書が何を言っているかだけにフォーカスを当てたYouTube動画をアップしています。「この世はこれからどうなるのか?」ということに対して少しでも興味のある方は、チャンネル登録をよろしくお願いします。

携挙について3つのポイント

① 携挙とは何か?


 携挙とは、イエスをキリストと信じている教会がキリストによって天に上げられることです。 

16 すなわち、号令と御使いのかしらの声と神のラッパの響きとともに、主ご自身が天か
ら下って来られます。そしてまず、キリストにある死者がよみがえり、
17 それから、生き残っている私たちが、彼らと一緒に雲に包まれて引き上げられ、空中
で主と会うのです。こうして私たちは、いつまでも主とともにいることになります。

聖書(テサロニケ人への手紙第一 4:16-17)


このみことばを整理すると、
1.天から下って来られる
2.キリストを信じたけど死んでいった信者たちがよみがえる(参照:1コリント15:52)
3.世の終わりに生き残っている信者たちが、天に上げられる(これが携挙)
4.キリストは彼らと共に地上に降りて来られる(これが再臨)(参照:ゼカリヤ14:5, 黙示録19:11-16)


携挙(3)と再臨(4)は 違いますので注意が必要です。

携挙が起こることは、聖書に明記されているので、多くのクリスチャンが信じています。
(参照:ヨハネ 14:1-3, 1コリント 15:51-53, 1 テサロニケ 4:13-18)

しかし、問題は、携挙がいつ起こるか?ということです。ここで、歴史を通して、今でも世界中のクリスチャンの中で意見が分かれています。

② 携挙はいつ来るのか?(3つの説)

大きく分けて3つの説に分かれます。そもそも、熱く論じられるほど、いつ携挙が起こるかが大切なのでしょうか?

今、キリストを信じる私たちが7年の大患難時代を通るかどうかに影響するからです。患難時代は、世の終わりの最後の7年間でめちゃくちゃ激しい疫病とか地震が起きます。今の新型コロナウイルスどころではありません。それも、聖書に書いています。(参照:マタイ24:21)

7年の患難時代の後で、キリストが再臨されます。これに関しては異端でない限り意見が分かれません。しかし、問題は、この携挙はいつ来るのか?について、3つの説に分かれているのです。今日のメッセージでは、それぞれの根拠を詳しく説明はしません。とにかく、3つに分かれてるんだ。それくらい、解釈が難しいんだということを押さえてください。この3つの説に分かれているということを知らないと、「あの先生は終末論を知らない」とか「私たちだけが正しい唯一の解釈を持っている」という行きすぎた優越主義に陥る可能性だってあるのです。

スポルジョン、ムーディー、マルチン・ルター、ジョナサン・エドワーズという「偉大な説教者」も終末論はまちまちだったようです。逆に、「どうせ、わからないんだから学ぶ必要はない」と逆の振り子に触れてしまうのも、危険です。聖書の知識を軽視すると、異端に惑わされたり、神秘主義や体験主義に陥る場合もあるのです。

 ちゃんと、聖書を通して学んだ結果、3つに分かれる理由を知っているのは、いたって健全なのです。 

この町のユダヤ人は、テサロニケにいる者たちよりも素直で、非常に熱心にみことばを受け入れ、はたしてそのとおりかどうか、毎日聖書を調べた。

聖書(使徒の働き17:11)


また、自分がちゃんと学ぶことによって、聖書を熱心に研究して批判的な観点で議論してくださっている先生たちを尊敬し、感謝することもできるのです。では、3つの説を見ていきましょう。

A. 患難期前携挙説 (pre-tribulationism)

携挙は、大患難時代の前に起こる。この説が正しければ、キリストを信じる私たちは患難時代を通りません。
ちなみに、冒頭の映画レフトビハインドはこの患難期前携挙説 を元に作られた小説です。

B. 患難期中携挙説 (mid-tribulationism)

携挙は、大患難時代の中間に起こる。この説が正しければ、キリストを信じる私たちは患難時代の前半3年半は通るが、後半の3年半は通りません。

C. 患難期後携挙説 (post-tribulationism)

携挙は、大患難時代の最後に起こる。この説が正しければ、キリストを信じる私たちは患難時代を通ります。


それぞれの説を擁護する聖句が引用されますが、説が分かれる理由となる例を一つご紹介します。

あなたは忍耐についてのわたしのことばを守ったので、地上に住む者たちを試みるために
全世界に来ようとしている試練の時には、わたしもあなたを守る。

聖書(ヨハネの黙示録3:10)


A. 患難期前携挙説を擁護する解釈
全世界に来ようとしている試練の時=大患難時代
わたしもあなたを守る=大患難時代を通らない

C. 患難期後携挙説を擁護する解釈
全世界に来ようとしている試練の時=大患難時代
わたしもあなたを守る=大患難時代の中にあって守られる

どうでしょう?解釈によって、同じ聖句でも患難期前携挙説と患難期後携挙説の両方を擁護する聖句になります。重要なのは、これらは説だということです。神学者や牧師の中でも、分かれています。なぜ説なのか?意見が分かれるのか?それは聖書で明確に書かれていないからです。

イエス様が、「携挙はいわゆる大患難時代の前にきます。ここで携挙されるのは教会です」と言ってくれていれば、説はなくなります。でも、そうは書いていないのです。おそらく、明記するよりも大切なことがあるからだと思います。

例えば、イエスは神であり、人である。これは明確に書かれています。キリスト教の中で、これに反対する教派は異端になります。キリストの神性、イエスの十字架における罪の赦し、三位一体、聖書の無謬性、恵みによる信仰に拠るだけの救い、これらは譲ることはできません。

では、この携挙に関して、聖書が明言していることはなんでしょうか?

③ で、どうする? (携挙にどのように備えれば良いのか?)

超単純ですが、「今すべきことをしっかりやる」ことです。

聖書には、次のことははっきりと書いています。大患難時代を通ろうが通らまいが、キリストを信じるものは、世の終わりの試練の時に守られます。

あなたは忍耐についてのわたしのことばを守ったので、地上に住む者たちを試みるために
全世界に来ようとしている試練の時には、わたしもあなたを守る。聖書(ヨハネの黙示録3:10)

聖書(ヨハネの黙示録3:10)


携挙によって試練から守られるのか、試練の只中で携挙まで守られるのかは断言できませんが、とにかく確かなことは守られるということです。だからこそ、安心して「今すべきことをしっかりやる」ことに集中すべきです。
詳しくは聖書の終末預言4のブログメッセージにあるので、ご覧いただければと思います。

今すべきことの一つとして、今日伝えたいことは、もし、あなたがクリスチャンでないならば、福音を信じることです。もし、あなたがクリスチャンならば、福音を伝えることです。

確かに、イエス様は再び来られ、この世を裁かれます。その時、イエスキリストを信じているものは永遠の裁きから守られます。では、イエス様を信じていない人はどうなるのでしょうか?聖書は、永遠の滅びを受けると言っています。

8 主は、神を知らない人々や、私たちの主イエスの福音に従わない人々に罰を与えられます。
9 そのような者たちは、永遠の滅びという刑罰を受け、主の御前から、そして、その御力の栄光から退けられることになります。
10 その日に主イエスは来て、ご自分の聖徒たちの間であがめられ、信じたすべての者たちの間で感嘆の的となられます。そうです、あなたがたに対する私たちの証しを、あなたがたは信じたのです。

聖書(テサロニケ人への手紙第二1:8-10)


 私たちは目を覚まし、主の再臨を準備するとともに、今、福音を伝える緊急性に気づくのではないでしょうか? 

主は、ある人たちが遅れていると思っているように、約束したことを遅らせているのではなく、あなたがたに対して忍耐しておられるのです。だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。

聖書(ペテロの手紙第二 3:9)

まとめ

① 携挙とは何か?
 携挙とは、イエスをキリストと信じている教会がキリストによって天に上げられることです(テサロニケ人への手紙第一4:16-17)

② 携挙はいつ来るのか?(3つの説)
 A. 患難期前携挙説 (pre-tribulationism) → 携挙は、大患難時代の前に起こる。
 B. 患難期中携挙説 (mid-tribulationism) → 携挙は、大患難時代の中間に起こる。
 C. 患難期後携挙説 (post-tribulationism) → 携挙は、大患難時代の最後に起こる。

③ で、どうする?
 どの説であっても、イエスキリストを信じるものは携挙されるので、世の終わりに取り残される人にはなりません。

 もし、あなたがクリスチャンでないならば、福音を信じることです。もし、あなたがクリスチャンならば、福音を伝えることです。 

今すべきことをしっかりやりましょう。

ブログを読んでいただきありがとうございます!このメッセージはYoutubeでもご視聴いただけます!↓

使用画像元: Pixabay, Unsplash
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About The Author

札幌ガーデンチャーチ牧師ゆうき牧師
牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。
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