遠慮と謙虚の違い「余命1年でもまだ遠慮しますか?」聖書(民数記12:3 )

maxresdefault-63
この記事は約4分で読めます。

あるブログにこのようにありました。

『綺麗ですね』 と褒められたとき、『そんなことないですよ』 とその人の言葉を否定するのが、遠慮です。
『綺麗ですね』 と褒められたとき、『ありがとうございます』 とその人の言葉を受け入れるのが、謙虚です。
遠慮がちな人は悪い意味でプライドが高い人が多く、謙虚な人は、良い意味でプライドが低い人である。とありましたす。

日本人は遠慮と謙虚がイコールだと思っている人が多いですが、私たちはどっちでしょう?

 イエスさまは謙遜でしたが、遠慮はしなかったと聖書は言っています。 

彼らは自分の弟子たちを、ヘロデ党の者たちと一緒にイエスのもとに遣わして、こう言った。「先生。私たちは、あなたが真実な方で、真理に基づいて神の道を教え、だれにも遠慮しない方だと知っております。あなたは人の顔色を見ないからです。

聖書(マタイ22:16)

この言葉を言っているのは、イエス様を罠にはめようとするパリサイ人です。
悪意に満ちた滑らかな言葉ですが、言っていることは間違っていません。

イエスさまは、だれにも遠慮しなく、人の顔色を見ないと言います。

言い換えるならば、人の目を恐れないということでしょう。

箴言にもこのようにあります。

人を恐れると罠にかかる。しかし、主に信頼する者は高い所にかくまわれる。

聖書(箴言29:25)

つまり、私たちは、人の目や評価を恐れて、自分を守るために遠慮しているということです。
本来、恐れるべきは、神様です。

神様から与えられた人生の使命感をきちんと持っている人は、謙遜です。
自分が足りないとわかった上で、神の言葉に信頼し、前に進むのです。

一方、周りからどう思われているかを気にしている遠慮する人は、あらゆる挑戦を回避します。

私たちは、一生人の目を気にして、生きていくのでしょうか?
その遠慮は、必要なのでしょうか?
本当に、神様は遠慮してそこにずっととどまる人生を願っておられるのでしょうか?

私たちの人生は、たった一度きりの人生です。
仮に、あなたの余命が1年だとしたら、今までと同じように遠慮するでしょうか?

あるカウンセラーは、10代の女性から「元カレと復縁したい」と相談を受けました。
彼女は、長文で自分と彼の状況をこと細かく書いてくれました。
最後の文に「過去、このような場合に復縁させたことはありますか?」と書かれていました。 

カウンセラーは言います。
仮に私が「このケースはまだ復縁させたことはありません」と答えたら、彼女はあきらめがつくのでしょうか?
復縁したいなら「する」と決めて行動していくのみです。過去の実績や成功確率などは二の次でいいのです。 

自分が本当にやりたいと思ったことはやったほうがいいのです。
もちろん、神様の御心に一致していく必要はあります。

しかし、遠慮して何もしないよりも、失敗を恐れずに進むことが信仰的です。
信仰は、何も見えない時に、神様の約束と神様の導きに信頼して進むことです。

結果が決まっていたら、それは信仰ではありません。

イエスさま自身も、当時のユダヤ教からめちゃくちゃに批判されました。
最終的に十字架につけられ処刑されたのです。

でも、イエスさまは、十字架にむかって3年間ブレずに進みました。
死ぬことが神の御心だったので、それを受け入れました。
人々への遠慮は微塵もありません。

しかし、神への冒涜罪。国家反逆罪というレッテルを貼られても、神に信頼して突き進んだ人生は、まさに謙虚のかたまりです。

今日の祈り 今日の祈り
神様、人の目を恐れ遠慮するのではなく、神の目を恐れる謙虚な人生を真っ直ぐ歩めますように。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
聖書理解に役立つ3大特典を無料でプレゼント中!↓
友だち追加
この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

ゆうき牧師をフォローする
3分メッセージ
ゆうき牧師をフォローする
タイトルとURLをコピーしました