今日は「人間は哺乳類の一種であり、人間を特別扱いしているキリスト教は傲慢なのではないですか?」
という疑問について、聖書にどのように書かれているのか説明していきます。
このクリスチャンQ&Aシリーズでは、クリスチャンに関わる素朴な疑問から、
少しディープな問題、普段はなかなか聞きにくい内容…等について、
札幌ガーデンチャーチの洗礼者第一号の、吉田こうきさんから
ゆうき牧師に質問をしていき、聖書をもとにわかりやすく解説していくシリーズとなっています。
この記事の内容はYouTubeでも話しているので、よかったらYouTubeも見てくださいね!
取り上げて欲しい疑問や話題があれば、ぜひYouTube動画のコメントでリクエストをお願いします!
疑問「人間は特別な存在って、傲慢では?」
![こうき](https://www.biblelifecoach.net/wp-content/uploads/2022/05/IMG_6010-150x150.jpg)
学校で教わってきたことの知識で言うと
人間は哺乳類の一種だし、動物の一種族ですよね。
でも聖書とかクリスチャンの視点で言うと
人間は特別扱いじゃないですか。
他の動物に比べて「人間は特別」って
すごく傲慢に感じるんです。
動物の中の一種でしかないのに
何で人間だけ別格にしてるんだ?
という風に思っていました。
![ゆうき牧師](https://www.biblelifecoach.net/wp-content/uploads/2022/02/IMG_4858-150x150.jpg)
なるほど。
まず結論から言うと「人間は特別」です。
聖書の中で、動物とは明らかに創造のプロセスが違います。
創世記の2章7節に以下のように書かれています。
大切なのは、創造の段階ですでに
「人間は特別扱いをされている」
ということなんですよ。
神である主は、その大地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。
聖書(創世記2・7)
それで人は生きるものとなった。
人間は創造された段階で特別
![ゆうき牧師](https://www.biblelifecoach.net/wp-content/uploads/2022/02/IMG_4858-150x150.jpg)
創造のクライマックスで作られていて、
他のものはGOODしか書いてないのに
人間を作った後「VERY GOOD」って言っているんですよ。
これは差別、区別です。
聖書にはっきりと
「人間だけが神の形として創造された」と書いています。
神の息が吹き込まれたのは人間だけなんですよ。
動物と人間には、明らかな隔たりがあります。
人類と動物が、仮に平等だとすると…?
![ゆうき牧師](https://www.biblelifecoach.net/wp-content/uploads/2022/02/IMG_4858-150x150.jpg)
次に、人間だけ特別扱いではないですか?
それって傲慢じゃないですか?っていう疑問について。
特別扱いしないのであれば、
他の哺乳類と人間は平等で公平にする必要があると思います。
例えば、動物を殺すことは絶対ダメですよね?
肉食も絶対駄目ですよ。毛皮も駄目。
平等な立場で殺すのは、虐待、虐殺でしょう。
ペットとして飼うことも駄目です。
なぜなら、人間の立場が上になってしまうから。
もしくは、平等だったら
本能のままに動物を虐待しても
OKという立場もあります。
人間に与えられた力を使って、動物をボコボコにして。
動物同士だから、フェアだからいいだろうと。
人間は銃を使えます、知能もある。
でも動物がいきなり、拳銃を持って人間に「カチャ」って
やらないじゃないですか。
ですのでおそらく、人間は全部の動物を殺すことができてしまいます。
これは論理的に言うと「平等なら」OKですよね。
でも、やっぱりどこかで平等だと思ってないから
保護しなきゃっていう人がいるわけです。
そっちの方が傲慢になってませんか?
傲慢ではなく、管理者として造られた
![ゆうき牧師](https://www.biblelifecoach.net/wp-content/uploads/2022/02/IMG_4858-150x150.jpg)
聖書の中では
人間と動物は全く平等だとは書いていません。
人間は神の形として作られているので
責任があるんです。
力っていうのは、コントロールするためにあるのではありません。
神さまが与える力やリーダーシップ、権威というのは、本来良いものなんです。
人を愛し、世話するためにあるものです。
世の中が良くなって、みんなが幸せに暮らせるように
それぞれが神さまから与えられた賜物があります。
力のある人は力、知恵がある人は知恵のように。
人間には、動物をお世話する責任があるよって考えると
さっき話していた、動物の虐待はOK?
逆に、全く何もしちゃいけない?っていう
両極端な話ではなくて、
みんなが幸せに暮らせるように
お世話する、全滅しないようにする。
特別扱いをするのがおかしいって考えるなら、
足が折れた動物を見つけても
ほったらかしにしておくってことですよね。
平等だったら、自然の摂理で
自然淘汰の中で生きていってくださいって話です。
でも人間は、それを無慈悲だって考える良心があるんです。
その良心は、どこから来るか?というと
神の形に作られたからなんです。
まとめ
Q 「人間は哺乳類の一種であり、人間を特別扱いしているキリスト教は
傲慢なのではないですか?」
A 「聖書には人は神の似姿に作られたと書いており、
他の動物とは明らかに区別されています。
傲慢なのではなく、管理者として作られたのです。」
人間は特別な存在として作られていると聖書に書かれています。
動物をいたわったり、虐待したら駄目、という風に思うのは人間だけです。
特別扱いしてるのは傲慢では? と考える人がいますが
「人間は動物を大切にすべき」と思ってる時点で
それは僕たちが動物とは違う、動物を管理すべき特別な存在であると
自認してることではないでしょうか。
「人間は神が造った特別な存在である」
愛を持って管理する側として、慈しみを持つ存在として神様に作られたのです。
これからも、分からないことや聞いてみたいことがあれば
YouTubeのコメント欄にお願いします!
このようにして、動画やブログを通して、聖書の価値観から解説して行きたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。このメッセージはYouTubeでもご視聴いただけます。