神に抗議するモーセ「多くの成功者は自信がない」聖書(出エジプト記3:11-12)

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「失敗するかもしれない」とか、「他人の目が気になる」とか、「男性から嫌われるかもしれない」と不安を抱えている、自分に自信がない人っていますよね?

イングランド・プレミアリーグのサッカー選手や、大企業のコーチングを請け負い、著書『どんなときも絶対折れない自分になる 自信の秘密50』の筆者であるリチャード・ニュージェント氏によると、社会的な成功を収めて自信があるように見える人たちも、「自分には自信が足りない」と考えているのだそうです。

モーセは、80歳で神の声を聞いて「エジプトからイスラエルの民を救い出す」という特別の使命を与えられました。
 実は、彼も「自信不足」で神の「召命」を断っていたのです。 

モーセは神に言った。「私は、いったい何者なのでしょう。ファラオのもとに行き、イスラエルの子らをエジプトから導き出さなければならないとは。」

聖書(出エジプト記3:11)

まず、「私は、いったい何者なのでしょう」と言います。

皆さんは、なぜ、モーセがまず「自分のアイデンティティー」について抗議したのかわかるでしょうか?
彼にはトラウマがあるからです

40年前にモーセがイスラエルの民をエジプト人から救おうとした時、彼はこのように言われました。

だれがおまえを、指導者やさばき人として私たちの上に任命したのか。

聖書(出エジプト記2:14前半)

「お前は誰だ?」と言われ、相手にされなかったのです。

だからこそ、40年経った今もみんな俺を認めないはずだ。
「イスラエルの民をエジプトから導き出すという偉大な救いの計画なんて自分には果たせない」と言ったのです。

そんなモーセに神は彼のアイデンティティをはっきりさせます。

神は仰せられた。「わたしが、あなたとともにいる。これが、あなたのためのしるしである。このわたしがあなたを遣わすのだ。あなたがこの民をエジプトから導き出すとき、あなたがたは、この山で神に仕えなければならない。」

聖書(出エジプト記3:12)

「神に遣わされた者」というアイデンティティーです。
神に遣わされただけではなく、「神がいつも共にいる」という約束もされました。

私たちも、何か新しいことにチャレンジするとき、人々から「お前は何様だ?」と思われるんじゃないかとビビります。
自分自身も、「私ごときが偉そうにできない」と、隠れて普通に生活することを望むかもしれません。

しかし、あなたのアイデンティティは、「神に遣わされた者」であることを忘れないでください。

たとえ、私たちに自信がなくてもそれでいいんです。

自信は、私たちの能力や成功から来るものでも、感情やポジティブシンキングで脳に刷り込ませるものでもありません。

私たちが大胆に神の使命に向かってチャレンジする自信は、あなたを遣わす「神」を信じる信仰から生まれるからです。

神があなたに与えた使命は何でしょうか?
神様のためにあなたがするべきことは何でしょうか?

職場で家庭で神様の福音を伝えたい。
神と人を愛することを追い求めたい。
宣教地に行く。牧師になる。組織を変えたい。国を変えたい。
そのような使命があるひともいるでしょう。

ならば、行動に移しましょう。

行動に移せない壁が、「自分に自信がない」ということならば、今日、覚えてください。

あなたは「神に遣わされた者」です。

そして、神に遣わされたものには「神がいつも共にいる」のです。

それが、信じるものに与えられる聖霊です。

今日の祈り 今日の祈り
神様、自分に自信がなくても大丈夫だと知りました。なぜなら、あなたが私を遣わす事実が自信になるからです。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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