教会とは何か?③リバイバルする教会の3つの特徴「〇〇がなければ教会はじゃない?」聖書(使徒の働き2:1-4)

20210502
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1 五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。
2 すると突然、天から、激しい風が吹いて来るような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。
3 また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。
4 すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた。

聖書(使徒の働き2:1-4)

はじめに

教会でリバイバルという言葉をたまに聞きます。

どういう意味なのでしょう?

聖書には、リバイバルという言葉は出てこないので、これはクリスチャンが作り出した言葉です。

Wikipediaによると、リバイバルとは「信仰的熱心さと教会成長を伴う信仰運動が勃発・拡散した歴史的事象」だそうです。

リバイバルという英単語の意味は、「復興」の意味なので、主に、元々これは、国民のほとんどがキリスト教徒と言われてはいたものの、全員が信仰を持っているとはいえなかった18世紀のアメリカで使われ始めた「信仰復興」のことです。

例えば、自分では「クリスチャンです」と言っても、聖書も読まない、祈らない、信仰を持っているとは言い難い生活をしている人。
聖書を読んで教会にも行くけど、心は全然、信仰を持っていない人。

実際、アメリカ人の50%は自分をキリスト教徒と言っているらしいですが、日本人の「私、仏教です」みたいな感覚と似ていると思います。

そのような人の心が熱く燃やされ、生き生きした本物の信仰を持つようになるのがリバイバルです。

日本では、1549年にフランシスコ・ザビエルによってキリスト教がもたらされました。
その後、豊臣秀吉が1587年にバテレン追放令を出したのを皮切りに、鎖国と禁教令によって、19世紀後半までキリスト教徒が増えることはありませんでした。

その後、プロテスタントにおいて、ホーリネス・リバイバル(1919年と1930-1933年の2回)など、明治時代と終戦後に大都市を中心にキリスト教徒の数が増加したリバイバルがあったと言われています。

しかし、現在、文化庁が毎年公表している「宗教統計調査」によると、2017年12月31日時点のキリスト教系の信者数は192万1,834人で、日本の人口1億2,600万人に占める割合は1.5%です。

つまり、日本は、キリスト教が爆発的に増える時期が何度もあるのに、結局、迫害などで減ってしまっている不思議な国なのです。

アメリカやお隣の韓国では2万人を超えるメガチャーチが多くあり、政治家、芸能人、ビジネスマンの中にもクリスチャンはたくさんいて、社会に影響を与えています。
韓国だとチェジウや、パク・シネ、アメリカでもジャスティン・ビーバーも最近洗礼受けましたね。

私自身、アメリカや韓国で20以上の教会の礼拝に実際に参加し、自分も2万人のメガチャーチで3年間伝道師として働いた経験から、リバイバルが起きている国の教会には共通した特徴があることがわかりました。
もちろん、アメリカや韓国の全ての教会がその特徴を持っているわけではないし、日本にはないと言っているわけではないです。

しかし、この特徴が、聖書に書いていることを知るときに、日本にも必ずリバイバルが起きるという確信に変わるのです。

それは、今日お話しする「リバイバルする教会の三つの特徴」です。

リバイバルする教会

リバイバルする教会には三つの特徴があります。

  • ①神が臨在される教会
  • ②神の御声を聞く教会
  • ③神に祈る教会

①神が臨在される教会

ペンテコステで、一人一人に聖霊が降りました。

1 五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。
2 すると突然、天から、激しい風が吹いて来るような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。

聖書(使徒の働き2:1-2)

このペンテコステの出来事自体が、リバイバルです。

もはや、物理的な神殿に、神が臨在されるのではなく、イエス様を信じる私たち一人一人、その群れである教会に、神の霊が満たされるようになったのです。

神の家には主人、ホストが必要です。
イエス様がおられない教会は、名前が教会でも、教会ではありません。
クリスチャン用語でイエス様がおられることを「臨在」と言います。

教会にはこの臨在が不可欠です。

では、ここで質問です。
教会の礼拝に出席しているとき、「今日は、神様の臨在を感じるな」「今日は、なんかしっくりこないな」と感じる時ってありませんか?

賛美をしていて、涙が出る時、出ない時。
メッセージを聞いて、心が熱くなる時、ならない時。
集中できる時、できない時。

神様の臨在は、その週によって変わるのでしょうか?

基本的には変わりません。

なぜ?
みことばに書いてあるからです。

教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです。

聖書(エペソ1:23)

でも、「キリストが満ち満ちていないように」感じる時もありますよね?

その場合は、私たちの感覚や感情が騙している可能性があると言うことを覚えておいてください。

今日は、感じるな。感じないな。と感情や感覚をベースにすると、私たちの信仰はとても不安定で主観的になります。

もちろん、私は、毎週、神様の濃い臨在の中で、全員が涙を流して、喜びと感謝に満ちた礼拝になることを祈っています。

過去に起こった、リバイバルの時は、そのようなことが頻繁に起きたと言われています。

1737年に起こったリバイバルで用いられた、牧師ジョナサン・エドワーズは、『報告書』にこのように書いています。

その年の春、二人の若者が相次いで急死し、人々の間に人生のはかなさについての実存的な不安が広まった。

これに数人の回心が続き、さらにある身持ちの悪い婦人が劇的な回心を遂げるに及んで、街全体が急速な宗教心の高揚を見るに至る。

巷では、目に見えて風紀が改まってゆく。

浮かれ騒ぎや不謹慎な会話がなくなり、酒場が空になり、慈善が増える。

断食をはじめる者もある。教会の礼拝や祈禱会は大盛況で、集まった人は救いの歓喜や罪の悲嘆にむせび泣く。

ひきつけや痙攣などの身体的症状を起こす人もある。とにかく、町をあげての大騒ぎである。

恍惚状態に陥ったまま、一日まったく身体を動かさない人もあった。

人びとは集会が果てた後も祈り、賛美歌を歌い、夜を徹して語り合う。家路に着いた人も、大声で泣きながら通りを歩いていった。

当時人びとが交わす挨拶の言葉は「もう経験されましたか」だったという。こうした状態が数ヶ月ほど続く。

リバイバルが起こると、牧師とすれ違っただけで悔い改めでむせび出す人がいたほどらしいです。

しかし、そのような特別なものを感じない時でも、神様は臨在されていると信じることは大事です。

例:聖霊の内在

そこで、ペテロは彼らに言った。「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。

聖書(使徒2:38)

つまり、まとめると、神の臨在は私たちが感じていなくても信仰によってある。
「神はここにおられる」と信じることが大切。

でも、臨在を感じることができれば、生き生きした礼拝になる。

ガーデンチャーチは、臨在を信じることは当たり前、感じて体験できるリバイバルの只中にある教会を目指しています。

②神の御声を聞く教会

ペンテコステで、一人一人に聖霊が降り、まずはじめに何が起こったのでしょう?

御霊のことばで話し始めた。

すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。

聖書(使徒 2:4)

そして、ペテロは22節で、神のことばを人々に伝えます。

イスラエルの人たち。このことばを聞いてください。神はナザレ人イエスによって、あなたがたの間で力あるわざと不思議としるしを行われました。それらのことによって、神はあなたがたに、この方のあかしをされたのです。これは、あなたがた自身がご承知のことです。

聖書(使徒2:22)

そして、悔い改めが起こり、41節で3,000人が救われ、教会に加えられました。

つまり、神のことばが、教会を通して語られたのです。
神のことばが語られたので、人々は救われたのです。

教会は、神のことばが語られるところなのです。

韓国はキリスト教信者がプロテスタントだけでも20%以上はいると言われています。
きっかけは、1907年のピョンヤンリバイバルです。

韓国のリバイバルは、祈りによって起こったとよく思われがちですが、調べていくと徹底的なみことば教育が土台になってらしいです。

③神に祈る教会

ペンテコステはどうやって起こったのか?
それは、イエス様のみことば(約束)を信じて、集まった人々の祈りによってです。

1 五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。

聖書(使徒の働き2:1)

ただ集まっていたわけではありません。

祈っていたのです。

彼らはみな、女たちとイエスの母マリア、およびイエスの兄弟たちとともに、いつも心を一つにして祈っていた。

聖書(使徒1:14)

神の家は祈りの家だとイエスさまも言っています。

そして彼らに言われた。「『わたしの家は祈りの家と呼ばれる』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしている。」

聖書(マタイ21:13)

今まで起きた全てのリバイバルは小さな祈り会から始まっています。

最初に紹介した1730年代のThe Great Awakenings(大覚醒リバイバル)、1904年ウェールズリバイバル、先ほど紹介した韓国の1907年ピョンヤンリバイバルもそうです。

アメリカは50%がクリスチャンと言っているらしいですが、アメリカの教会が急成長したのは、ここ100年です。

その発端が、906年LAのアズサストリートリバイバル。
これは、「聖霊のバプテスマ」と「異言」と「いやし」が伴う、聖霊による激しいリバイバルは世界中に飛び火して、ペンテコステ運動(プロテスタント)、カリスマ運動(カトリック等)という形で展開していった。  

どこ?
LAのリトルトーキョー。

日本のリバイバルのために祈りたいと思います。

終わりに

リバイバルする教会には三つの特徴があります。

  • ①神が臨在される教会
  • ②神の御声を聞く教会
  • ③神に祈る教会

ガーデンチャーチは、この3つのことを教会の土台にします。

礼拝のプログラムもこの3つが中心となっています。

  • 神の臨在→賛美と聖餐式
  • 神の御声→聖書のメッセージ
  • 神への祈り→祈りの時間

これから、教会に来る人も増えて、色々な必要も出てくるでしょう。

しかし、教会がここからブレずにいくように祈りましょう。

神の臨在が豊かに溢れ、神のことばが語られ、祈るときに、そこから、全ての必要が満たされていくことを信じます。

教会に来る、皆さんはどうでしょう?

神の臨在を信じ、毎週、生き生きとした神の力を体験できるように求めているでしょうか?
神のみことばを熱心に聞き、「従っていこう」という思いを持っているでしょうか?
神に祈りを捧げ、親密な関係を維持できているでしょうか?

もちろん、これらは日曜だけではなく毎日、そうであればあなたの人生はリバイバルしているでしょう。
しかし、まずは、日曜の礼拝のときだけでも、リバイバルを体験できるように今日は、求めて祈っていきたいと思います。

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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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