無料の罠「聞く耳のある者は聞きなさい」(マルコ 4:9)

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あるメンタルトレーニングのプロは、あるときから無料で相談に乗るのをやめたそうです。
SNSに来る批判メッセージを通して「受け手が自分のことを信じていない」と気づいたからです。

有料でアドバイスをした方が、相手がどのくらい吸収するかは雲泥の差であることに体験を持って気づいたそうです。

彼はこのように説明しました。
たとえば、図書館で借りてきた本と身銭を切って購入した本、どちらを真剣に読むかというと、後者のはずです。
無料で公開されている動画は、どれだけ有益な情報でもメモに残そうとはなかなか思えません。
私たちは無料には価値が低いと思う傾向があります。
お金を払うかどうかは、その人の覚悟を伴うのです。無料で送られてきたアドバイスと数万円払って言われたアドバイスは、同じ内容であっても受け止め方が違います。

確かにそうですよね。
ちなみに私のYouTubeは無料ですが、このたった3分の動画を作るのに相当の時間とお金をかけています。
決して価値が低いわけではなく、できるだけ多くの人に福音を届けたいからそうしてます。

 イエスさまも福音を全ての人に語られましたが、このようにも言いました。 

そしてイエスは言われた。「聞く耳のある者は聞きなさい。」

聖書(マルコ 4:9)

これは、どんなに素晴らしい福音も「信仰なしに聞いては意味がない」という意味です。

イエス様が福音を話すとき、人々によく「たとえ」を用いて教えられました。
たとえ話は、「受け入れるつもりのない人」には、ちんぷんかんぷんかもしれません。

しかし、「詳しく聞きたい」という人には理解しやすい助けとなります。
なぜでしょうか?

たとえの意味が分からなくても、積極的に質問するからです。

事実、弟子たちは、イエス様と自分たちだけになったときに、そのたとえを解き明かしてくれるよう頼んでいます。
そのとき、イエス様は、彼らにたとえの意味を丁寧に説明されています。

彼らに「聞く耳がある」からです。

聖書に書いている福音自体は、とても単純なものです。
例えば、「信じれば救われる」

イエスキリストが私たちの罪のために十字架で死なれ三日後に復活された。
それを信じれば救われるのです。天国に行けます。

聞く耳のない人はここで終わります。
しかし、聞く耳のある人は、理解できなくても「受け入れたいので」求めます。

「十字架って何?」「復活って正直信じられないけど、どういうこと?」

イエス様が、必ず、「福音」をそのまま信じることができるように助けてくれます。

福音は、無料です。でも、価値があるのです。
しかし、無償ではありません。

福音は、神であるイエス様のいのちという代価が支払われているからです。

私たちは神のいのちを支払うことはできません。
この世の富やあらゆる価値で値段をつけることはできないのです。

だからこそ、この素晴らしく尊い福音を、神がいのちで支払い買い取って、私たちに無料でくださるのです。

福音や聖書の価値を蔑まずに、世界で1番価値のあるものとして、喜んで受け取ってまいりましょう。

今日の祈り 今日の祈り
神様、聖書の言葉を軽んじていた自分がいました。この御言葉は神のいのちの価値があるものです。他の何よりも尊く受け止めます。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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