3つの隠れ自己否定②謙遜もどきモーセパターン「いえいえ、私なんて」 (出エジプト3:10-11)

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日本では、褒められた時や何かを達成した時は、 「いえいえ、私なんて」と自分を低く表現する方が、謙遜な人だと思われます。
しかし、神様が言っていることに対してまで、否定する姿は謙遜ではありません。

 聖書に出てくるモーセは神様の言葉を何度も拒否しました。 

10  今、行け。わたしは、あなたをファラオのもとに遣わす。わたしの民、イスラエルの子らをエジプトから導き出せ。」
11  モーセは神に言った。「私は、いったい何者なのでしょう。ファラオのもとに行き、イスラエルの子らをエジプトから導き出さなければならないとは。」

聖書(出エジプト3:10-11)

神様が、モーセをエジプトのファラオに遣わし、当時奴隷だったイスラエルの民を出エジプトさせると言いました。
しかし、モーセの焦点は神の言葉ではなく、その働きに見合わないように思える「自分」でした。

「いえいえ、私なんて」
一瞬、これは謙遜に見えます。

しかし、これは隠れた自己否定からくる「謙遜もどきパターン」です。

ある牧師は、このような反応を「へり下り傲慢」と言い、意外とクリスチャンに多いと言います。

もちろん、自分の罪深さを認め、「私には何もありません」と徹底的にへりくだることは大切です。

しかし、神様が「あなたにこれをして欲しい」と命じられるなら、「いえいえ、神様はそう言われますが、私にはできません」といってはいけません。
それは、「神様、あなたは間違っています」と言っているのと同じだからです。

「神様が(自分がどんなに不足していると思っていても)あなたに任せた」なら、間違いはありません。

確かに私たちは失敗するかもしれません。やり遂げる力がないかもしれません。
しかし、神様が助けてくださることを信じるのが信仰です。

この後も、モーセは自己否定し続けます。
・誰も私の言葉なんか聞かない(出エジプト4:1)
・自分は口下手(出エジプト4:10)
・他の人に頼んでください(出エジプト4:13)

40年前にエジプトの王子として、大きな失敗をして、荒野に逃げたことがトラウマになっているのでしょう。
しかし、神様は根気よくモーセを励まされます。

私たちはどうでしょう?

「私なんて能力がない」「私なんてどうせ失敗する」「私なんて誰も求めていない」

その言葉は他でもない、あなたの言葉、自己否定です。

神様は「そんなあなたにやってもらいたい」と言われるのです。

どう答えれば良いでしょうか?

「こんな私ですが、神様が言われるなら役に立ちたいです」とそのままの自分で神様の働きに進むことです。

今日の祈り 今日の祈り
神様、「いえいえ、私なんて」と無意識に自分を否定する癖があります。でも神様が言われるなら素直に答えたいです。何をすべきが教えてください。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。
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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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