イエスに従う人は後ろを振り返らない【過去との断絶】ルカ9:62

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20世紀初期のフランスの学者ヴァン・ジェネップは人生には必ず体験すべき「通過儀礼」があると言いました。
例えば、出生、結婚、死です。

これらの共通点は、過去との断絶です。

結婚は独身時代と断絶しなければいけません。
独身時代と同じように、仕事に没頭し、異性とデートしているなら結婚生活は破綻します。

 聖書も、キリストを信じるものは、生き方が変わる必要があると言っています。 

すると、イエスは彼に言われた。「鋤(すき)に手をかけてからうしろを見る者はだれも、神の国にふさわしくありません。」

聖書(ルカ9:62)

鋤(すき)とは、畑を耕すのに使う、くわのような物です。

この言葉を言われた人は、イエスに従う前に、「まず行って、私の父を葬ることを許してください」(59節) とイエス様に許可を得ようとしました。
ユダヤ社会において葬式はとても大事ですし、聖書の中にも両親を敬うのは十戒の命令です。

でも、イエス様は、一度、キリストに付いていくと決めたのに、他のことを優先しようとするのは、まるで畑を耕す寸前で仕事を放り出すようなものだと言いました。

これは実際に家族を捨てろとか、仕事を辞めなさいとか、今までの人間関係を断ち切りなさいという意味ではありません。
優先順位の問題です。

覚悟は、優先順位に表れるからです。

最初の話に戻すなら、クリスチャンは洗礼(バプテスマ)という通過儀礼を通して新生、新しく生まれ変わりました。
これは、罪人の生活という、過去との断絶です。

クリスチャンは、自分はキリストの血潮によって買い取られ、自分はキリストのものであることを信じたのです。

しかし、現実はどうでしょうか?

仕事、家族、日常生活のこと、あるいは罪深い習慣に時間やエネルギーを費やしていないでしょうか?

もし、そうなら、もう一度、前をしっかり向いてキリストの弟子に相応しく生きる決心を新たにしましょう。

今日の祈り 今日の祈り
神様、自分の視点で人間関係を整理するのではなく、いざというときお互い助け合えるように、周りの人と関係を築いていくことができますように。 イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。

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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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