山上の説教㉖ 富に対する教え①「お金の貯め込みはヤバい」(マタイ 6:19-21)

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はじめに

最近は、YouTubeを見ても、本屋に行ってもお金に関することはいつも人気です。
なんだかんだ言っても、世界の価値観は「お金がすべて」のような気がします。
では、お金は良いものなのでしょうか?と聞かれたら、どう答えますか?
それとも、悪いものなのでしょうか?

包丁は、「善」の道具にも「悪」の道具にもなるので、その価値は一概には計れません。
お金も同じです。その使い方によって、良い道具にも悪い道具になります。
人を助けることもできるし、お金によって人間関係が崩壊することもあるのです。
また、お金をどう使うかによって、その人の信仰のレベルが明らかになります。

神を愛しているのか?それともそれは口だけで本当は神以外のものを愛しているのか?
「お金は信仰のバロメーター」だからです。
イエス様は、お金についてかなり尺をとり、しかもはっきりと語っています。
今日のメッセージを聞けば、聖書はお金をどこに貯めれば良いのかがわかります。

このチャンネルでは、聖書の終末預言シリーズという世の終わりについて聖書が何を言っているかだけにフォーカスを当てた動画や、人生に適用できる3分間の聖書のメッセージ動画をアップしています。聖書に少しでも興味のある方、人生を変えたい方は、チャンネル登録をよろしくお願いします。

お金をどこに貯めれば良いのか

今日の結論は一言で言うと、「地上にではなく、天に宝を蓄える」ということです。
ここでの「宝」とは、所有物やお金を指すアラム語です。
でもなぜ、地上にではなく、天に宝を蓄えるのでしょうか?
聖書には2つの理由が書いています。

①なぜ、天に宝を蓄えるのか?→報い(リワード)があるから

19 自分のために、地上に宝を蓄えるのはやめなさい。そこでは虫やさびで傷物になり、盗人が壁に穴を開けて盗みます。
20 自分のために、天に宝を蓄えなさい。そこでは虫やさびで傷物になることはなく、盗人が壁に穴を開けて盗むこともありません。

聖書(マタイ6:19-20)

キーフレーズ「自分のために」
あれ?「他人のために、天に宝を蓄えなさい」じゃないの?
自分のためにお金貯めちゃだめって思ってませんか?

聖書は違うんです。これは、こういう意味です。
あなたの富を他人のために使うなら、それは「自分に戻ってくる」と言うことです。
もっと、正確に言うならば、神の御心に沿った使い方をすれば、「神からの報いがある」と言うことです。

他人のために蓄えるのではないんです!
他人に使うことで、自分のために蓄えるのです。
ここ大切なんですが、この世の富は単なる手段なんです。
ほとんどの人が、この世の富をゴールにしています。
お金に持ちになることがゴールだと。

しかし、それは間違っています。
なぜなら、この世の富には大きなリスクがあるからです

②なぜ、地上に宝を蓄えてはいけないのか?→危険(リスク)があるから

自分のために、地上に宝を蓄えるのはやめなさい。そこでは虫やさびで傷物になり、盗人が壁に穴を開けて盗みます。

聖書(マタイ6:19)

では、「虫やさびで傷物になり、盗人が壁に穴を開けて盗みます」とはどう言う意味でしょうか?

古代パレスチナではおもに土で家を建ていました。
なので、土の壁に穴をあけて家に侵入するのは簡単だったのです。
なので、お金持ちは宝を守るために、さまざまな措置を講じました。
両替商に投資したり、神殿内に保管したり (泥棒も神の所有とされている物を盗むことはためらった)、地面や洞窟に隠すこともあったようです。
しかし、地面や洞窟は湿度やほこりもすごいので、高価な服も傷み、硬貨も鲭びて価値を失うことがあったのです。

現代に置き換えても同じです。
株や暗号資産のような投資は、元本が保証されていません。
では、銀行貯金もリスクはないのでしょうか?
紙幣は、インフレによって、価値がなくなることもあります。
インフレとは、物価が上がること。

もっと、わかりやすく言えば、お金の価値が下がること。
今まで、100円で変えていた食パンが、1000円に値上がりすることです。
これが実際に起きた国は世界に割とたくさんあります。
南米のベネズエラという国の経済は、このハイパーインフレと呼ばれる物凄い物価上昇で破綻しました。

ベネズエラは「世界有数の産油国」でもありました。
しかし、2019年1月に、物価上昇率が年率約268万%を超えました。
国民はモノが一切買えなくなり、人々が蓄財してきた資産は一気に無価値となりました。
100円の食パンが、268,000円です。
一ヶ月5万円の家賃が、1兆34億円。
その結果、「人口の1割」400万人が国外に逃亡しました。

2018年のベネズエラの首都のカラカスの殺人発生件数は10万人あたり81.4件。アメリカは5.4件、日本は0.3件。つまり、なんと日本の300倍近い殺人が起きています。
これが、日本で起こらないと本当に言えるのでしょうか?
黙示録には、世の終わりには世界的なハイパーインフレが起こると書いています。
さすがに260万%ではないですが、10倍から20倍の価格上昇です。
100円の食パンが1000円〜2000円くらいです。

これは聖書に書いてあるので、インフレ地獄は必ず来ます。
なので、少しずつ株式や暗号資産を買うのは、まだ理解できます。
しかし、リーマンショックやコロナショックで世界の株式は暴落し、資産が半分以下になった人もたくさんいました。
今後10年以内に起こると言われ続けている、「南海トラフ首都直下型地震」
これが起これば、日本は破綻するでしょう。

つまり、インフレだけではなく、私たちが溜め込んでいた財産が目減りするリスクというのは、私たちが思っている以上にあるということです。
もう一つ、そもそもの話をしますと、この世の富は、100%なくなります。
なぜ?死んだら、天国に持っていけないからです。

死んだ人のお金は、まず銀行が凍結し、相続財産として家族の手に渡ります。
相続できる人がいないなら、国のものになります。
人類史上、もっともお金持ちだったイスラエルのソロモン王は、お金持ちになった後でこのように言っています。

私は、日の下で骨折った一切の労苦を憎んだ。跡を継ぐ者のために、それを残さなければならないからである。

聖書(伝道者2:18)

莫大な財産を相続した子供が、その富によって人生が狂ったというニュースもあります。
聖書には、このようにも書いています。

4 富を得ようと苦労してはならない。自分の分別によって、これをやめよ。
5 あなたがこれに目を留めると、それはもうないではないか。富は必ず翼をつけて、鷲のように天へ飛んで行く。

聖書(箴言23:4-5)

ボタンのかけ間違えをしないようにしましょう。
ここまで「なぜ、地上にではなく、天に宝を蓄えるの?」という2つ目の理由を見てきました。
①なぜ、天に宝を蓄えるのか?→報い(リワード)があるから
②なぜ、地上に宝を蓄えてはいけないのか?→危険(リスク)があるから
しかし、信仰者は、別にメリット、デメリットで決断するのではありません。
それらよりも、もっと大切なことが書いています。

あなたの宝のあるところ、そこにあなたの心もあるのです。

聖書(マタイ6:21)

お金との付き合い方には、神に対する心が現れるからです。
お金をどう使うかで、その人の信仰がわかると言うこと。
つまり、「お金は信仰のバロメーター」なのです。

お金を天国に持っていけないと頭でわかっていても、多くの人はとにかく蓄える。
捧げることが、与えることが幸いだと頭でわかっていても、多くの人は人に与えない。
お金をどう使うかで、神に対する心が現れる。
しかし、逆を言えば、神に対する心がなければ、お金を正く使うことはできないということです。

適用
では、「天に宝を蓄える」とは具体的にどう言うことなのでしょうか?
→神と人を愛するために投資する。

今日は、詳しくは説明しませんが、簡潔に言えば、神と人を愛するためにお金を使うことです。
愛のために投資するのです。

神の国の投資のリターン、報いは神様から来ます。
ラブバンク「愛の貯金」って聞いたことありますか?
人は、愛情を受けると、愛の口座にお金が溜まっていくんです。
なので、お世話になったり、たくさん愛されたら、どんどんその人が好きになります。

日本人は、愛の借金を作りたくないから、すぐにお返しをしてお金を返そうとしますが。
でも、愛すれば、愛され。人間関係がよくなっていくのは当たり前です。
しかし、究極的には相手に見返りを求めない愛がもっと優れています。
相手からリターンがなくても、神様の天国貯金、北海道銀行天国支店の口座には天のお金がたまって行きます。

聖書の他の箇所には、不正の富で友達を作りなさいと書いています。

わたしはあなたがたに言います。不正の富で、自分のために友をつくりなさい。そうすれば、富がなくなったとき、彼らがあなたがたを永遠の住まいに迎えてくれます。

聖書(ルカ16:9)

「不正の富で、自分のために友をつくりなさい。」は当時のユダヤ的表現であって、「この世の富を神様や人々のために用いなさい」と解釈することができます。
「富がなくなったとき」とは、 厳密には「終わったとき」と記され、この地上のいのちがなくなるときを指します。
つまり、「私たちが稼いだお金を、神様や人々のために用いる」ならば、「この世での人生が終わったとき、天国という永遠の報いとして返ってくる」ということです。

今日の箇所と全く同じ解釈になります。
みなさん、今日考えてみたいのです。
なぜ、自分はお金をためているのか?
このお金を何のために使う予定なのか?
このお金のゴールは何なのか?
いつまで、いくら貯まったら満足するのか?

神様や他の誰かのために使う計画を立ててはいかがでしょうか?
だからこそ、1/10献金というのは、とても素晴らしい信仰の行為だと思います。
心がどこにあるということの試金石です。
9/10は自由に仕えるのに、1/10すらも捧げるのにも躊躇するなら、少し考えた方がいいでしょう。
全部じゃなくてももちろんOKです。
神はお金が欲しいわけではないんです。心が欲しいのです

むしろ、「自分のために」と、「あなたのために天国での報いがあることを強調しています。
あなたの心はどこにありますか?
お金をどこに貯めていますか?
地上ですか?天国ですか?
「お金は信仰のバロメーター」とうことです。

まとめ

今日の結論は一言で言うと、「地上にではなく、天に宝を蓄える」ということでした。
でもなぜ、地上にではなく、天に宝を蓄えるのでしょうか?
聖書には2つの理由が書いています。
①なぜ、天に宝を蓄えるのか?→報い(リワード)があるから
②なぜ、地上に宝を蓄えてはいけないのか?→危険(リスク)があるから

もっと大切なことは、「お金は信仰のバロメーター」だから。
お金をどう使うかで、神に対する心が現れる。
しかし、逆を言えば、神に対する心がなければ、お金を正く使うことはできないということです。

適用
では、「天に宝を蓄える」とは具体的にどう言うことなのでしょうか?
→神と人を愛するために投資する。

これから、賛美をして祈ります。

【祈り】
みなさん、今日考えてみたいのです。

①目的をはっきりする祈り
なぜ、自分はお金をためているのか?
このお金を何のために使う予定なのか?
このお金のゴールは何なのか?
いつまで、いくら貯まったら満足するのか?
→神の御心を示してください。

②実行できる祈り
神様や他の誰かのために使うには信仰が必要です。
捧げる心と喜びが溢れるように。無理矢理ではなく聖霊の喜びによって捧げれるように。
そして、捧げたお金が神と人のために100倍にも用いられますように。

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