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【聖書の終末預言⑤】世の終わりに私たちがすべき3つのこと (2)責任を果たす「沈む船でパニックにならないために」(マルコの福音書13章33-37節)

約11分

はじめに

今日は、世の終わりに私たちがすべき3つのことの2つ目「責任を果たす」についてお話しします。

90年代ハリウッドを代表する名作である『タイタニック』という映画をご存知でしょうか?1912年4月10日に起きた豪華客船沈没事故をもとに描かれた映画です。
タイタニック号は全長268メートル、全幅28メートル。29基のボイラーを159個の石炭炉で駆動し、最高速度23~24ノットで大西洋を素早く横断できるとの触れ込みでした。

前評判は、「まず間違いなく沈まない」船。しかし、氷山にぶつかった船は、沈みました。問題は、そもそも救命ボートが足りなかったということに加え、この悲劇が始まってから2時間もの間、乗客は事態をはっきりと認識できなかったということです。まさか今乗っている船に穴が開いていて、沈むなんて信じられなかったのです。
1等の乗客は、冷えきった大西洋上の夜に客室を出て木製の救命ボートに向かうことに、まったく気乗りがしませんでした。3等の大半の乗客には、そもそもその機会さえ与えられませんでした。

もし、私たち人類が、地球という沈んだ船に乗っているとしたら?もし、船が沈むのが間違いないなら?
すぐに、ライフジャケットを来て、船から降りる準備をしなければいけません。

しかし、今のニュースや政治家の動きを見る限り、地球という船はこのまま進むという前提のもと、いろいろな話し合いが行われているようです。どこで発生したかという原因探し。ワクチンを探すという延命措置。
これらは、全然、悪いことではありません。でも、沈む船でどう過ごすかという話から抜け出せていないように思います。

今日取り上げるマルコの福音書で、イエス様は、このような例えから話し始めます。

いちじくの木から教訓を学びなさい。枝が柔らかくなって葉が出て来ると、夏が近いこと
が分かります。

聖書(マルコの福音書13:28)

いちじくの木という言葉には、二重の例えがあります。一つは、いちじくの木に葉が出て来ると、すぐに実を結ぶ。つまり、イエス様が言っている前兆が起こったら、再臨はもうすぐだという例えです。もう一つは、いちじくの木はイスラエルの国を表す例えで、イスラエルが1948年に建国した今は、聖書の終末預言が成就している時代です。つまり、イエス様の言葉が成就している今は、「限りなく近い」ということです。

そうです。船は沈み始めているのです。

このメッセージを読むと、終末を生きる私たちがどのように生きるべきか、具体的な行動がわかります。聖書は、この世という船は沈む。と言っています。しかし、そこがわかったからこそ「慌てないで」しっかりと何をすべきかに集中し、準備することができます。聖書を信じない人々は、船に水が入ってから、「ヤバイ」とパニックになり、足りない救命ボートを奪い合います。

 しかし、聖書をしっかり信じる人は、コロナウイルスのような災害を聖書から冷静に分析し、今、準備できるのです。 

「備えあれば憂いなし」です。

最近は、聖書の終末預言シリーズという世の終わりについて聖書が何を言っているかだけにフォーカスを当ててブログを投稿しています。さらなる災害が起こった時、パニックになりたくない方は、続けて読むことをおすすめします。

世の終わりに私たちがすべき3つのこと 2つ目

今日の結論は一言でいうと、 世の終わりに私たちは「責任を果たさなくてはいけない」 ということです。

最後の3つ目は次回取り上げます。

それはちょうど、旅に出る人のようです。家を離れるとき、しもべたちそれぞれに、仕事
を割り当てて責任を持たせ、門番には目を覚ましているように命じます。

聖書(マルコの福音書13:34)

なぜ、ただ目を覚ませとだけ言わずに、イエス様は、「仕事を割り当てて責任を持たせ」というたとえを話したのでしょう?それは、私たちには、任せられた責任があるからです。

マタイの福音書にも、今日のマルコ13章と同じ内容の箇所があります。そこには、しもべの例えが書いています。

45 ですから、主人によってその家のしもべたちの上に任命され、食事時に彼らに食事を与
  える、忠実で賢いしもべとはいったいだれでしょう。
46 主人が帰って来たときに、そのようにしているのを見てもらえるしもべは幸いです。

聖書(マタイの福音書24:45~46)

イエスキリストが再びこの地上に来られる時、目を覚ましているだけではなく「任された責任を忠実に果たす」という具体的な行動も強調されています。そして、その後は、花婿を迎える10人の花嫁の例えが続きます。油を用意しておく、忠実な5人の花嫁と、そうでない5人の比較。強調点は、「任された責任を忠実に果たすしもべ」です。

そして、そのあとの例えに、あの有名なタラントの例えが続きます。あのタラントの例えって、イエス様の再臨の話の中で出てきたものだということを知っていましたか?任されていたものを忠実に管理したしもべは、『よくやった。良い忠実なしもべだ。』と褒められます。ここでも、強調点は「任された責任を忠実に果たすしもべ」です。

神様が私たちに割り当てられている責任とは何でしょうか?ちょっと、考えてみてください。イエス様があなたに、任せている責任は何でしょう?再び、イエス様が来られた時、何を持って「よくやった。良い忠実なしもべだ」と言われるのでしょうか?

では、同じく、終末の預言が書かれている黙示録を読んで見たいと思います。

1 また、サルディスにある教会の御使いに書き送れ。『神の七つの御霊と七つの星を持つ
 方が、こう言われる──。
 わたしはあなたの行いを知っている。あなたは、生きているとは名ばかりで、実は死んで
 いる。
2 目を覚まし、死にかけている残りの者たちを力づけなさい。わたしは、あなたの行いが
 わたしの神の御前に完了したとは見ていない。
3 だから、どのように受け、聞いたのか思い起こし、それを守り、悔い改めなさい。目を
 覚まさないなら、わたしは盗人のように来る。わたしがいつあなたのところに来るか、あ
 なたには決して分からない。

聖書(ヨハネの黙示録3:1-3)

ここでも、マルコの福音書に出てくる「目を覚ませ!」と同じギリシャ語「アラート」が使われていますが、注目したいのが、2節の「死にかけている残りの者たちを力づけなさい」という言葉です。私たち自身が注意して目を覚ましていることはとっても大事です。でも、そこで終わることを神様は望んでおられないのです。私たちの周りで眠っている人を目覚めさせること、その責任があるということです。

黙示録は、もっとストレートに、「霊的に死にかけている人が周りにいるじゃないか?」「見えないのか?」「力づけなさい!」と私たちに言っています。眠っている人、死にかけている人たちとは、霊的に眠っている人です。
詳しくは、前回のブログ「聖書の終末預言④目を覚ます」をご覧ください。

では、どのように他の人の目を覚まさせ、生き返らせることができるのでしょうか?

イエスキリストの福音です。イエスを受け入れ、罪が赦され、神とつながって、人間は永遠のいのちを手に入れることができるのですつまり、私たちが任されている責任というのは「福音を伝えること」です。危機の時に、自分自身のことを心配するのは、ある意味普通です。

しかし、イエスキリストは、「そうです。あなた自身、まずしっかり目を覚ましていなさい。そして、それだけでなく、周りの人をあなたが助けなさい」と言っているのです。

必要なのは、その人に「イエスキリストの永遠のいのち」という福音を伝えることです。

迫害が半端ない中国でキリストの福音を伝えているご夫婦の話を聞いたことがあります。数年前に直接聞いた話ですが、その話を聞いて、いかに自分が「任された責任に関心を持っていなかったか」を実感しました。
数年前からすでに中国では物凄い迫害がキリスト教会やクリスチャンに対して行われていました。普通なら、まず「不安、恐れ」に飲み込まれ、信仰が弱くなるか。少なくても、自分の身を守ることを第一に考えるではないでしょうか?

しかし、中国の信者たちは、全然違う反応をするというのです。彼らは自分の成長や教会の成長よりも、この福音を人に伝えたい!と思い、「自分たちはどうすれば成長するだろうか?」という発想がありません。「この喜び、救いを人々に伝えたい!」と魂に対して関心を持っています。

この話を聞いた時私は「そうだな。そうだな。失われた魂に対するイエス様の心ってこれだよな」と心の中の冷たかった部分が燃やされ、熱くなるのを感じました。
羊飼いがいない羊を見て憐れまれたイエス様。病に苦しみ、罪や悪霊に縛られた人たちの近くに来られ、憐れまれ癒されたイエス様を思い出し「これだよな」と心が燃やされたんです。

マルコの福音書の最後は、復活したイエス様が弟子たちに残した言葉で終わります。

15 それから、イエスは彼らに言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさ い。
16 信じてバプテスマを受ける者は救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。
17 信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばで語り、
18 その手で蛇をつかみ、たとえ毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば癒やされます。」
19 主イエスは彼らに語った後、天に上げられ、神の右の座に着かれた。
20 弟子たちは出て行って、いたるところで福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、
みことばを、それに伴うしるしをもって、確かなものとされた。〕

聖書(マルコの福音書16:15-20)


 全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。聖霊に満たされ、私がしたように、神の国を証ししなさい。 
イエス様は、このように命じられ、天に帰られました。みなさん、これはイエス様の最後の言葉なんです。最後の言葉っていうのは、一番大切な言葉なんです。

アメリカのフィラデルフィア 4人の司祭(Four Chaplains)という有名な話があります。
第2次世界大戦1943年1月23日に米国港を出発したアメリカ陸軍の輸送艦ドーチェスター(USAT Dorchester)号。900人を乗せて北へ向かっていましたが、1943年2月3日に魚雷攻撃を受け、水に浸かり始めました。船は修羅場と化し、兵士たちは泣きわめいていました。その船には4人のチャプレン(従軍牧師)が乗っていました。彼らは他の兵士が救助艇に乗り込むのを助け、落ち着いて救命胴衣を配りました。救命胴衣が足りなくなると、自分たちの照明胴衣を脱いで他人に着せました。彼らはこのように言ったのです。
「早く脱出しなさい…! 私たちは死なない。 必ず生きてイエスを信じなさい」
生き残った人々は証言を聞くと、その4人は賛美歌を歌いながら、他の人の無事を祈り、死を迎えたといいます。

彼らの姿は、福音の核心「復活の信仰」を持つ者がどう生きるべきかを見せてくれています。沈み行く船で、自分のことよりも、他の人の命を第一に考えた模範です。これが、沈み行く船で、私たちがするべきことです。

マルコの福音書13章でもこのように言っています。

まず福音が、すべての民族に宣べ伝えられなければなりません。

聖書(マルコの福音書13:10)

なぜですか?神様は、一人も滅びることを望んでおられないからです。
福音を伝えて、その人が受け入れるかは、その人の責任です。言うなれば、神様の領域です。しかし、伝えるのは私たちの責任です。眠っている暇はないのです。自分のことだけ考えていてはいけないのです。警告をならさなければいけないのです!

わたしが、悪い者に『あなたは必ず死ぬ』と言うとき、もしあなたが彼に警告を与えず、
悪い者に悪の道から離れて生きるように警告しないなら、その悪い者は自分の不義のゆえ
に死ぬ。そして、わたしは彼の血の責任をあなたに問う。

聖書(エゼキエル書3:18 )


福音がどのようなものかを知っている人は、周りの人に警告する責任があるというのです。それが、福音を伝えることです。

まとめ


「世の終わりに私たちがすべき3つのこと」のうち、今日は2つ目を取り上げました。
 一言でいうと、世の終わりに私たちは「責任を果たす」ということです。 

「責任を果たす」とはどういう意味でしょうか?「福音を伝えること」です。私たちは、周りで霊的に眠っている人を目覚めさせること、その責任があるということです。イエスキリストの福音によってです。

イエスを受け入れ、罪が赦され、神とつながって、人間は永遠のいのちを手に入れることができるからです。

みなさんの中で、自分自身の将来が不安な方は、ぜひ、今日周りの人に目を向けてください。聖書は終わりの日に、人々の愛は冷えると言っています。他人より、自分を優先するようになっていきます。しかし、聖書に書いていることに従う人は違うのです。自分と同じように、周りの人を愛そうとします。

本当の愛は、一時的な優しさではなく、永遠のいのちを得る、いのちがけの愛です。会えない状況でも、手紙を書いたりメール、ラインをする。電話をするなどできることがあります。

相手の話を聞くことも大事です。しかし、手遅れにならないように、こんな時に、福音をちゃんと伝えましょう。例え、今、受け入れなかったとしても、危機のとき、聖書の預言が本当に成就していくのを見た時、思い出すかもしれません。そして、天国でその人が駆け寄ってくるのです。「あの時、福音を伝えてくれてありがとうございました!」と。

ブログを読んでいただきありがとうございます!このメッセージは、Youtubeでもご視聴いただけます!↓

使用画像元:映画『タイタニック』公式Facebook, Four Chaplains glass1.png(wikipedia), Pixabay, Unsplash

About The Author

札幌ガーデンチャーチ牧師ゆうき牧師
牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。
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