山上の説教⑩「影響力 後半」なぜ、塩気がないのか?なぜ、輝きがないのか? マタイ 5:13-16

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はじめに

情熱大陸で、築地本願寺の元銀行マン僧侶が紹介されました。

YouTubeでもお坊さんのチャンネルが増えています。
コロナでますます精神的なアドバイスが欲しいという相談が増えているらしく、どんどん、影響力を増しています。
僕もチャンネル登録していますし、過去の風習を壊して前進する姿に「すごいな」と尊敬しています。

では、日本のキリスト教はどうでしょうか?
コロナで変わったのは、教会に通っている人がこれからどうするかだけ。
「今までに戻ろう」「今までがよかったのか?」
そもそも、今までのやり方では、ほとんどの人に福音は伝わっていません。
伝えた上で、「信じません」と言われているのではなく、「そもそも知らない」のです。

銀行を辞める時、「なんで辞めるの?」と多くの同僚から聞かれました。
「牧師になるので」と言ったら、神父さんってこと?ミサをやるの?
と言われ、一応、それはカトリックの呼び名でと説明しましたが、「ふーん」って感じでした。

そこで思ったのは、「日本人は福音を知るとかそういうレベルではなく、普通に生活していく中でほぼ、キリスト教と接点はない」と。
ではどうすれば良いのか?社会の中で、影響力を増すことです。

これは、まさにイエス様が「もっと痛烈に」おっしゃったことでもあります。
前回のメッセージでは、塩と光の役割について学びました。

①塩の役割
A. 保存する(殺菌・防腐)(エゼキエル16:4)
B. 生命を維持する(マタイ4:4)
C. 清める(レビ2:13)
D. 味をつける(ヨブ6:6)

②光の役割
A. 照らす(イザヤ60:1)
B. 殺菌する(黙示録 19:8)
C. 希望・活力を与える(使徒13:47)
D. 明らかにする(エペソ 5:13)

ポイントは、イエス様を信じるものたちは、
本来、世の中になくては困るくらいの圧倒的な影響力を発揮するはずだ
ということでした。

じゃあ、なんで日本ではこんなに影響力がないのか?
イエスさまの言葉を一つ一つ見ていくとその理由がわかります。

このチャンネルでは、聖書の終末預言シリーズという世の終わりについて聖書が何を言っているかだけにフォーカスを当てた動画や、人生に適用できる3分間の聖書のメッセージ動画をアップしています。聖書に少しでも興味のある方、人生を変えたい方は、チャンネル登録をよろしくお願いします。

なぜ「圧倒的な影響力」を発揮できないのか?

その理由は、一言で言うと、「私たちが邪魔しているから」です。
なぜなら、イエス様は、こう言っています。
「あなたがたは地の塩です」と断言しています。
イエス様は、「あなた方は地の塩になりなさい」と言っていないんです。
では、何が邪魔するのか?
塩に混ざった不純物と、光を隠すことです。

①塩は塩気を失わないが、不純物が入れば塩気を失う

あなたがたは地の塩です。もし塩が塩気をなくしたら、何によって塩気をつけるのでしょうか。もう何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけです。

聖書(マタイ5:13)

本文でイエスは「塩気をなくした塩にどのように再び塩気をつけられるのか?」と尋ねられたが、それは不可能だという答えを前提とする問いかけである。
1世紀末のあるラビは、塩けをなく した塩に再び塩けをつける方法として、「らばの胎盤で塩けを回復する」と語った。
らば=《雄ロバと雌馬との雑種》
らばは繁殖能力がなく、胎盤がないということを勘案すれば、ラビは愚問愚答だと言っているのである。

塩が本物であれば、塩は決して塩けを失わない。
しかし、当時、塩気のない塩は存在しました。
「え、どういうこと?」
当時の塩は、岩塩で、今の塩とは違います。
土が混ざっていたために、高熱にさらされると変質したり、内に含まれる 水分のゆえに溶けてしまうこともあった。

貧しい人(イスラエルの99%)が使う砂は、安い塩。
結晶を掴んで料理や食事にかける。
結晶を掴んでいるうちに、砂が残る。
砂は塩気がないので、外に捨てる。人に踏まれてしまう。
つまり、塩が塩気をなくす唯一の可能性は、不純物が入り込むことです。

イエス様はこのようにも言っています。

あなたがたは地の塩です。もし塩が塩気をなくしたら、何によって塩気をつけるのでしょうか。もう何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけです。

聖書(マタイ5:13)

このことは、当時のユダヤ人は理解できたのです。

私たちは塩気を持っています。
でも、私たちの信仰生活に不純物が入ると、人々は無価値なものとして無視します。
影響力を発揮できないのです。
不純物とはなんでしょうか?
多くの誘惑です。

例えば、サムソン。
彼は生まれつき、神様の圧倒的な力がありました。
彼が、努力して身につけたという記述はありません。
彼は、イスラエルをペリシテ人の手から救い出すという、神様からの特別な役割が与えられていたので、そのような力が与えられたのです。

なぜ、神様の力が与えられたのか?
ペリシテ人やイスラエルの人々が「サムソンすげえ」と言わないためです。
神様がイスラエルを助けたんだ!と神様を褒め称えるためです。
しかし、彼は常に不純物を混ぜた生活をしていました。
ダメだと言われたことをすべて破りました。
汚れたものに近づき、お酒を浴びるように飲み、女性に溺れます。

彼は生まれつき、塩気がありました。
しかし、最後は、女性の誘惑に負け、目をえぐられます。
そんなサムソンも、最後に神に用いられます。
自分の命と引き換えに、ペリシテ人を倒すのです。

そのきっかけは、神への祈りでした。
彼は気づいたんです。
自分の塩気は、神様からの役割を果たすためだと。
なので、彼は命を捧げて、ペリシテの手からイスラエルを助けるという役割を果たしたのです。

圧倒的な力によって。
私たちもサムソンのように、塩気があります。
「あなたがたは地の塩です」と宣言されているように、すでに与えられているのです。
しかし、その役割を果たさない邪魔がたくさんあるのです。
誘惑という不純物です。

お金を稼ぐことが目的になっている人がなんと多いでしょうか?
将来の不安からお金に縛られてしまうのです。
でも、お金は神様の栄光を表すための道具に過ぎません。
家族を養う最低限のものは神様が与えてくださいます。
自分の能力も、それによって自分の欲望や野心を成し遂げるために使っていくならば、不純物になります。
サムソンのように、無駄なことにばかり、自分の力を使うなら、塩気を失います。

光も全く同じです。

②光は輝きを失わないが、隠したら輝かなくなる

14 あなたがたは世の光です。山の上にある町は隠れることができません。
15 また、明かりをともして升の下に置いたりはしません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいるすべての人を照らします。
16 このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです。

聖書(マタイ5:14-16)

前に出せば、自然と光るのです。
しかし、光が輝きを失うたった一つの方法があります。
それは、隠すことです。

①塩は塩気を失わないはずなのに、不純物が入れば塩気を失う
②光は輝きを失わないはずなのに、隠したら輝かなくなる

私たちはすでにキリストにある塩気、光を持っている。
しかし、不純物があまりにも多いから、信仰を隠す人があまりにも多いから、世の中で影響力がないのです。

では、どうすれば良いのでしょう?
簡単です。
生活から塩気を失わせる不純物を取り除き、信仰を隠さずに、証しすることです。
言い換えれば、「神の働きを邪魔しないこと」です。
僕らは、頑張ろうとしますが、実は、頑張るんじゃなくて、邪魔しないことが大切なのです。

プロのボイストレーナーがこんな話をしてくれ、目から鱗でした。
ボイストレーニングでもっとも大事なのは、余計な癖を取り除くことだと。
誰もが生まれた時は、余計な力が抜けた、響く張りのある声なんだそうです。
確かに、赤ちゃんってめっちゃ声でかいし、いい声ですよね。

でも、私たちは育っていくにつれて、喉の使い方に変な癖がついて、どんどん本来の良い声が出せなくなっていくと。
だから、ボイストレーニングは新しいスキルを教えるのではなく、余計な癖や無駄な力を取り除く訓練なんだと。

これは、私たちの信仰生活にも適用できます。
私たちは本来神様によって最高傑作に作られました。
存在そのものがvery goodです。
そのものが素晴らしいのです。
もし、違うなら、創造主である神様の創造が不完全あるということです。

そんなわけありません。
でも、罪によって、私たちの心が歪められていきます。
親も不完全な罪人なので、たくさんの傷を受け、人格が歪んでいきます。
自分の弱さを補おうと、自分の力で修正しようとするので、もっといびつになっていきます。

そこで、出会うのです。
「イエス様と」
イエス様は、今ままでの歪みをそのままにしません。
聖書で何度も強調されているのが、「新しくする」ということです。

最初の創造の素晴らしい状態に戻すのです。

あなたの一生を 良いもので満ち足らせる。あなたの若さは 鷲のように新しくなる。

聖書(詩篇103:5)

ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。

聖書(2コリント5:17)

新しい人を着たのです。新しい人は、それを造られた方のかたちにしたがって新しくされ続け、真の知識に至ります。

聖書(コロサイ3:10)

まとめ

①塩は塩気を失わないはずなのに、不純物が入れば塩気を失う
②光は輝きを失わないはずなのに、隠したら輝かなくなる

私たちはすでにキリストにある塩気、光を持っている。
しかし、不純物があまりにも多いから、信仰を隠す人があまりにも多いから、世の中で影響力がないのです。

では、どうすれば良いのでしょう?
生活から塩気を失わせる不純物を取り除き、信仰を隠さずに、証しすることです。
言い換えれば、「神の働きを邪魔しないこと」です。
そのためには、神様の力で新しくされることが必要。
これは、神業です。
祈りましょう。

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この記事を書いた人

牧師。ライフコーチ。
1985年札幌で生まれる。小樽商科大学を卒業後、三菱UFJ信託銀行で3年間勤務。関西聖書学院(KBI)で1年間聖書を学ぶ。CCC(Campus Crusade for Christ)短期宣教を通じて出会った、当時CCC専任スタッフのク・ソンリムと2012年に結婚。2013年から3年間ソウル・オリュン教会日本語礼拝部伝道師として仕えつつ、トーチ・トリニティ神学大学院英語コース修士課程(Torch Trinity Graduate University/Master of Divinity)を修める。2016年から3年間、母教会札幌キリスト福音館で牧師として仕えた後、2019年より、札幌ガーデンチャーチを開拓。

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